Agico社のウェブサイトについて(2024/1/29)

チェコのアジコ社のウェブサイトが現在、http://www.agico.cz に変更されています。製品の資料等を希望される方はこちらのサイトでご確認ください。

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試料採取用サンプルケースを「ちきゅう」まで届けました

現在、清水港に着岸している「ちきゅう」まで、試料採取用のサンプルケースを届けました。IODPの第386次研究航海で、昨年「かいめい」が採取した海底堆積物(コア試料)からサブサンプルを取るためにこのケースが使われます。「ちきゅう」の研究区画に運び込まれたコア試料は、1ケ月ほどかけて詳細な分析が行われるそうです。なお、第386次研究航海では、海底掘削の世界記録が2つもあります。今までで最も深い8,023 mの海底にある場所で掘削したことと、そのコア試料は、8,060.74 mbsl (海水面からの距離)の深さで採れたことです。

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試料採取用サンプルトレーができました

土壌や堆積物のサンプル採取に使う、プラスチックトレーとその蓋ができました。トレーと蓋を組み合わせると、内寸が19mmX19mmとなります。壁の厚さは2.2mmになっています。今回製造したのは、全長1.1メートルのものです。型式は、「SUC-110S」と命名しました。 ステインズは、分析用測定器やその作業に必要な器具・容器なども販売しています。今回のサンプルトレーは、古地磁気測定ではU-channelと呼ばれています。

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JR-6Aの設置完了

 アジコ社製スピナー磁力計(JR-6A)を新しく設置しました. この磁力計は, 全自動で試料の残留磁化測定を行います. 回転速度を高速または低速の選択ができます. コロナ禍で今年もアジコ社のエンジニアが来日することができませんでした. 早く鎮静化することを願っています.

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地磁気逆転と「チバニアン」

2020年1月17日に地質年代「チバニアン」が決まってから一年が経ちました。千葉県市原市にある千葉セクションは、77万4000年前から12万9000年前までの時代の世界標準地層になっています。その地質時代の誕生を推進した研究グループの中心メンバーとして、GSSP申請の論文執筆責任者を務めた、菅沼悠介准教授の本を読みました。"地磁気逆転と「チバニアン」(地球の磁場は、なぜ逆転するのか)"です。この本を読んで、古地磁気学や岩石磁気学の他にも、地球や太陽系そして宇宙のこと、測定が大事なこと、証明すること、障害を乗り越えて解決すること等々、科学に必要な様々なことを学びました。ステインズは、まさに古地磁気学や岩石磁気学の分野に関連する測定器を数々販売していますが、これからも研究者の要望に応えられるよう...

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Agico社の帯磁率異方性測定装置が新しく導入されました

2020年8月末にAgico社製の帯磁率異方性測定装置が、研究機関に新しく導入されました。この装置(MFK2-FA)の特徴は、岩石などの中に含まれる弱い磁力を測定して、粒子の配列を解析することにより、過去の岩石などの様子を調べる装置です。マグマの流れや岩石の変成や変形の調査も可能になります。今回は、測定がより短時間で行える3D ローテーターも一緒に導入されました。 今年は、新型コロナの影響を受けて、チェコのAgico社からエンジニアが来日して設置することはできませんでしたが、メーカーのサポートを受けながらステインズで納入を完了することができました。 ステインズは、研究用測定器を通して、研究が発展しその成果がひろく人々の暮らしに役立つことを願っています。

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祝!「チバニアン」(地質学の時代)が決定しました。

2020年1月17日、千葉県市原市にあるおよそ77万年前の地層が、地質学の国際的な基準(GSSP)に登録されました。そしてその年代からおよそ12万年前までの時代を「チバニアン」と呼ぶことが国際学会で決まりました。おめでとうございます! ステインズは、地層や岩石に含まれる微小な磁力成分を測定する測定器(帯磁率異方性測定装置など)を販売しています。(チバニアンの研究にもこれら測定器が使われています。) 77万年前の地層(地磁気が最後に逆転)が見ることができます 養老川の川面 養老川流域と「チバニアン」

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