地磁気逆転地層が見られる場所(千葉セクション)は, 千葉県市原市田淵にあります.
2020年1月17日, この千葉セクションが, 前期ー中期更新世地質年代境界のGSSP(国際境界模式地)に決定されました. これにより約77万4千年前~約12万9千年前(新生代第四紀更新世中期のこと)の地質年代の名称が, 「チバニアン」(千葉時代)と新たに定められました. (この千葉セクションは, 国指定天然記念物「養老川流域田淵の地磁気逆転地層」でもあります.)
2025年元旦に千葉セクションのチバニアンへ初詣に出かけました. 行き方は, JR内房線の五井駅で小湊鉄道に乗り換えてから, チバニアンへの最寄り駅の月崎(つきざき)駅へ向かいます. まず, JR五井駅内にある小湊鐡道改札前で乗り換え用の機械にSUICAをタッチしてから, 小湊鉄道のプラットホームに入ります. 券売機で五井から月崎までの切符を買ってください. (SUICAは使えませんがクレジットカードは使えます) 五井駅から乗車して55分ほどで月崎駅に着きます. 月崎駅から歩いてチバニアンビジターセンターまではおよそ30分です. 房総の自然に囲まれた舗装路を歩きます. この日は天気が良くてハイキングにぴったりでした. ビジターセンターに着いたらトイレ休憩してからチバニアン見学に出発しましょう. 地磁気逆転の地層が見える養老川まで降りていきます. 露頭が目の前に現れます. 階段があるので, ゴールデンスパイクや白尾火山灰層を真近に見ることができます. 養老川のせせらぎがとても気持良くて癒しになりました. 市原市田淵の「チバニアン」で2025年が逆転の年となることを祈ってきました.
五井駅(小湊鉄道)
小湊鉄道の車両は, クリーム色と朱色のツートンカラーでかわいいです.
月崎駅(小湊鉄道)
月崎駅の外にきれいなトイレがあります. 駅の前にデイリーヤマザキの店があります.
チバニアンビジターセンターへの道しるべ
行く途中に道しるべがあちこち置いてあるので迷わなくてすみます
チバニアンビジターセンターの外観
駐車場は広いです. 近くに簡易トイレが6基並んでいます.
ゴールデンスパイクの場所説明
大きなポスターに露頭全体が写っています
養老川へ下ってゆく道
見学路の始まりは, 鉄板の上を歩いて畑を横断します.
地磁気逆転地層の説明板
養老川流域田淵の地質について詳しく説明されています
地磁気逆転地層の露頭
GSSPのゴールデンスパイクが取りついています
白尾火山灰層(地質年代境界)
白い筋が古御嶽山の火山灰層が見えます
チバニアンへのアクセスは、千葉県市原市のサイトを参考にしてください.